8/30に、神応学童クラブ(東京都港区)でプログラマブルバッテリーを使った動くおもちゃづくりワークショップを実施しました。昨年の夏休みに、はじめてのリモートワークショップをこちらで実施させていただいてから、早いもので1年になります。
ワークショップに使う機材や材料も、この1年間で実践を通じてご意見をいただきながら、また子供達の活動の様子をみながら、少しずつ改良してきました。
そして、何よりも今までのように、直接現場にうかがってワークショップを実施することが難しくなてしまった私にとって、リモートでもワークショップを実施することができ、子供達と活動できる機会をいただけることが何よりも励みになっています。この一年間、ワークショップ開催の機会をつくっていただいた皆様、参加いただいた子供達に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
今年度からは、学生にワークショップ会場へ行ってもらい、一緒にワークショップを実施する機会も増えてきました。一緒にワークショップをしながら、ワークショップについて、そして子供達の学びについて話すこと、考えることの楽しさを再認識しています。
子供も大人も含めて、参加している全員に多様な活動と経験、気づきがあることが、私にとってのワークショップの面白さです。先日のパナソニックセンター東京、放課後等デイサービス、そして今回の学童クラブでのワークショップでは、ファシリテーターには、スマートフォンを首にかけて、気になったシーンを動画で記録してもらっています。
自分とは異なる視点から撮影された映像を見ていると、個々人によって異なるワークショップという学習環境を再確認できる気がします。
昨日のワークショップでは、自分で撮影した映像をつかって学生がショートムービーを作成してくれました。私自身はリモートでの参加でしたので、見ることができる範囲は限られていましたが、自分が見ていたワークショップとは異なるワークショップの風景を、学生のショートムービーから見ることができました。もちろん学生自身にとっても、ショートムービーをつくることを通じて、ワークショップを振り返り、再確認、再発見する機会になったのではないかと思います。
個々のファシリテーターの視点からの多様な気づきを、映像を通じて共有することで、他のファシリテーターの学びにどう影響するのか、これからも実践を通じて考えていきたいと思っています。
ファシリテーターだけでなく、子供達が自分自身の多様な気づきを映像で記録し、他の子供達と共有することを目指して、ツールや方法を考えていきたいと思っています。
子供も大人も、参加するすべて人にとっての学びの場としてのワークショップについて、これからもワークショップを実践することを通じて考えていきます。