9月25日と26日に八王子市の特別支援教室で、リモートワークショップを実施しました。今回は低学年向けにProgrammable Battery 、高学年向けにPICO Cricket を使ってコンピュータとプログラムで動くおもちゃづくりを行いました。2時間ずつ、5回に分けて実施したワークショップには、合計37名の児童が参加して、6名の先生方と一緒に運営しました。
リモートで子どもたちの様子を画面越しに、見ながら恐る恐るはじめたワークショップにも、子どもたちのスイッチが入る瞬間がきて、あとは自動運転モードに。スピーカー越しに聞こえる子どもたちの声と、机でプログラミングと組み立てをしたり、材料を取りに行ったり、床で実験したり、他の児童の作品を見に行ったりと、目まぐるしく教室内を移動する子どもたちの映像から伝わってきます。
あとは、対面でのワークショップと同じように、いいね👍おじさんになって、子どもたちの様子や作品を見ながらいいねいいねを繰り返します。もちろん、私自身は移動できないので、先生にリモートカメラ(通称目玉オヤジ)を持っていただいて一緒に移動します。なんだか現地にいるような、あっという間の2日間になりました。
先生方向けに、夏休み期間中にツールと活動を知っていただく体験会を開催できたこと、そして何より今まで一緒に活動をさせていただいてきた岡田先生が、現地にいらしたことが非常に大きかったと感じます。ツールの使い方をよく知っている方がいるだけでなく、ワークショップの進め方を共有できていることが重要なのかもしれません。今回のワークショップを振り返りながら、リモートワークショップの準備から運営、片付けまで一連の流れを見直してみたいと思います。
また今回のリモートでのワークショップは、他の人にしっかりと頼れるかが大事なことを再発見する機会になりました。これはワークショップだけでなく、仕事から日常生活まで、上手に人に頼ることが、障害者1年目の自分の課題でもあります。「頼り下手の上手な頼り方」も探求したいと思います。
今回はCricketとScratchを開発したMITメディアラボLifelong Kindergarten 研究グループ卒業生のMicheal Smith-Welchさんに、Zoom参加してもらいました。Zoomでちょびっと参加してもらえるのは、やはりリモートワークショップの強みですね。
ワークショップ終了後に、「森先生に会いたいな」とぼそっと呟く子どもの声が😭。これでこの先、数年間頑張れそうです。